巻10−1816  春雑歌   作者: 柿本人麻呂歌集


  
項目 内容
原文 玉蜻 夕去来者 佐豆人之 弓月我高荷 霞霏霏
訓読 玉かぎる 夕さり来れば 猟人の 弓月が岳に 霞たなびく
仮名 たまかぎる ゆふさりくれば さつひとの ゆつきがたけに かすみたなびく
参考
・春になったことを喜ぶ歌
・玉かぎる:枕言葉
・猟人:枕言葉
・弓月ガ岳:巻向山の峰。

二口解釈


・夕方になると弓月が岳に霞が棚引く(春になった)