巻10−2072   秋雑歌   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 渡守 船度世乎跡 呼音之 不至者疑 梶声之不為
訓読 渡守 舟渡せをと 呼ぶ声の 至らねばかも 楫の音のせぬ
仮名 わたりもり ふねわたせをと よぶこゑの いたらねばかも かぢのおとのせぬ
参考




二口解釈


・”渡し守、舟を渡せ”と呼ぶ声が、至らないからか櫂の音がしない