巻10−2337   冬相聞   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 小竹葉尓 薄太礼零覆 消名羽鴨 将忘云者 益所念
訓読 小竹の葉に はだれ降り覆ひ 消なばかも 忘れむといへば 益して思ほゆ
仮名 ささのはに はだれふりおほひ けなばかも わすれむといへば ましておもほゆ
参考




二口解釈
・小竹の葉に雪がはらはら降り覆い、そして消えるように(私を)忘れるだろうと言われると、益して(妹に)思いを寄せる。