巻10−2341   冬相聞   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 思出 時者為便無 豊国之 木綿山雪之 可消所念
訓読 思ひ出づる 時は為方なみ 豊国の 木綿山雪の 消ぬべく思ほゆ
仮名 おもひいづる ときはすべなみ とよくにの ゆふやまゆきの けぬべくおもほゆ
参考

・木綿山:大分県大分郡湯布院町にある由布岳
・豊国:大分県



二口解釈
・思いだす時は為す方法なく、豊国の木綿山の雪のように消えてしまうように思われる