巻11−2353   旋頭歌   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 長谷 弓槻下 吾隠在妻 赤根刺 所光月夜邇 人見點鴨
訓読 長谷の 斎槻が下に わが隠せる妻 あかねさし 照れる月夜に 人見てむかも
仮名 はつせの ゆつきがしたに かくせるつま あかねさし てれるつくよに ひとみてむかも
参考

・長谷:(泊瀬)、奈良県桜井市初瀬
斎槻:(ゆつき)神聖でおろそかに触れることの出来ない槻(ケヤキ)の木


二口解釈

長谷のゆつきに下に私が隠している妻、照る月夜で人は見ただろうか