巻11−2414   正述心緒   作者: 柿本人麻呂


  
項目 内容
原文 恋事  意追不得  出行者  山川  不知来
訓読 恋ふること 慰めかねて 出で行けば 山をも川も 知らず来にけり
仮名 こふること なぐさめかねて いでゆけば やまをもかはも しらずきにけり<わぎもこは とこよのくにに すみけらし むかしみしより をちましにけり
参考




二口解釈
・恋ごころ 納まり切れず 家を出て 山川気づかず 見知らぬ地に来けり


・恋うるまま 出てきて此処は 知らぬ土地