巻11−2697   寄物陳思   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 妹之名毛 吾名毛立者 惜社 布仕能高嶺之 燎乍渡
訓読 妹が名も 我が名も立たば 惜しみこそ 富士の高嶺の 燃えつつ渡れ
仮名 いもがなも わがなもたたば をしみこそ ふじのたかねの もえつつわたれ
参考




二口解釈
・妹の名も 我が名も惜しみ 燃える恋も 外には出さず 焦がれつつおり


・燃える恋 外に出さぬは 名を惜しむ