巻11−2760  寄物陳思   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 足桧之 山沢徊具乎 採将去 日谷毛相為 母者責十方
訓読 あしひきの 山沢恵具を 採みに行かむ 日だにも逢はせ 母は責むとも
仮名 あしひきの やまさはゑぐを つみにゆかむ ひだにもあはせ はははせむとも 
参考

・エグ:カヤツリ草科の多年草。食用になる。


二口解釈
・沢に生える エグ摘みに行く 日だけでも 我に会えまし 母は怒るとも


・山の沢 エグ摘む日だけは 我に会え