巻11−2840  譬喩    作者:不詳


  
項目 内容
原文 幾多毛 不零雨故 吾背子之 三名乃幾許 滝毛動響二
訓読 幾多も 降らぬ雨ゆゑ わが背子が 御名の幾許 滝もとどろに
仮名 いくばくも ふらぬあめゆゑ わがせこが みなのここだく たぎもとどろに
参考




二口解釈
・少ししか 会いはせぬのに 我が夫の 名は滝のように 広まりてゆく


・滝のように 我が背子の名は ひろまりつ