巻12−3156  羇旅発思  作者: 不詳


  
項目 内容
原文 鈴鹿河 八十瀬渡而 誰故加 夜越爾将越 妻毛不在君
訓読 鈴鹿川 八十瀬渡りて 誰が故か 夜越えに越えむ 妻もあらなくに
仮名 すずかがは やそせわたりて たがゆゑか よごえにこえむ つまもあらなくに
参考

・鈴鹿川:三重県鈴鹿郡高畑山を水源とし、伊勢湾に注ぐ川


二口解釈
・数多い 川の瀬渡りは 誰の為か 妻もおらぬに 夜に瀬を越す


・鈴鹿川 妹に会うため 瀬を越える