巻14−3348  東歌  作者: 東歌


  
項目 内容
原文 奈都素妣久 宇奈加美我多能 於伎都渚尓 布袮波等杼米牟 佐欲布気尓家里
訓読 夏麻引く 海上潟の 沖つ渚に 船はとどめむ さ夜更けにけり
仮名 なつそびく うなかみがたの おきつすに ふねはとどめむ さよふけにけり 
参考

夏麻引く:ウにかかる枕言葉
海上潟:今の千葉県市原市

二口解釈
・今日の夜は 海上潟の 沖の州に 船を泊めよう 夜は更けにけり


・さ夜更けて 船を泊めむ 海上潟