巻14−3357  相聞  作者: 不詳


  
項目 内容
原文 可須美為流 布時能夜麻備尓 和我伎奈婆 伊豆知武吉弖加 伊毛我奈気可牟
訓読 霞ゐる 富士の山辺に 我が来なば いづち向きてか 妹が嘆かむ
仮名 かすみゐる ふじのやまびに わがきなば いづちむきてか いもがなげかむ
参考




二口解釈
・雲かかる 富士の裾野に 我行かば 我を見えずに 妹が嘆かむ


・霧あれば 我を見えずに 泣く妹子