巻14−3368    作者: 東歌


  
項目 内容
原文 阿之我利能 刀比能可布知尓 伊豆流湯能 余尓母多欲良尓 故呂河伊波奈久尓
訓読 足柄の 土肥の河内に 出づる湯の 世にもたよらに 児ろが言はなくに
仮名 あしがりの とひのかふちに いづるゆの よにもたよらに ころがいはなくに
参考

・足柄の土肥:今の神奈川県足柄下郡真鶴町あたり


二口解釈
・足柄の 土肥の川渕の 湯のように 絶えると言わぬ 二人の仲を


・絶えるとは 言わぬが危うい 二人の仲