巻14−3402  相聞  作者: 不詳


  
項目 内容
原文 比能具礼尓 宇須比乃夜麻乎 古由流日波 勢奈能我素母 佐夜尓布良思都
訓読 日の暮れに 碓氷の山を 越ゆる日は 背なのが袖も さやに振らしつ
仮名 ひのぐれに うすひのやまを こゆるひは せなのがそでも さやにふらしつ
参考

・日の暮れ:碓井に掛かる枕詞


二口解釈
・日の暮れに 碓井の山を 越える時 夫の振る袖 はっきりと見え


・振る袖が はっきり見えし 碓井峠