巻14−3453  雑歌  作者: 東歌


  
項目 内容
原文 可是能等能 登抱吉和伎母賀 吉西斯伎奴 多母登乃久太利 麻欲比伎尓家利
訓読 風の音の 遠き吾妹が 着せし衣 手本のくだり 紕ひ来にけり
仮名 かぜのとの とほきわぎもが きせしきぬ たもとのくだり まよひきにけり
参考

風の音:遠きにかかる枕言葉


二口解釈
・遠くにいる 我が妻が着せし この衣 手首の周りが ほつれ出しけり


・ほつれけり 我が妻着せし この衣