巻14−3476 相聞   作者: 東歌


  
項目 内容
原文 宇倍児奈波 和奴尓故布奈毛 多刀都久能 努賀奈敝由家婆 故布思可流奈母
訓読 諾児なは 吾ぬに恋ふなも 立と月の 流なへ行けば 恋しかるなも
仮名 うべこなは わぬにこふなも たとつくの のがなへゆけば こふしかるなも
参考

・諾:もっともだ
・児ら:子どもたち


二口解釈
・あの娘らが 我に恋いすは 自然なり 月経て行けば 恋いしがるかも


・月立てば あの娘ら我を 恋いしがる