巻14−3565   相聞   作者: 東歌


  
項目 内容
原文 可能古呂等 宿受夜奈里奈牟  波太須酒伎 宇良野乃夜麻尓 都久可多与留母
訓読 彼の児ろと 寝ずやなりなむ はだ薄 宇良野の山に 月片寄るも
仮名 かのころと ねずやなりなむ はだすすき うらののやまに つくかたよるも
参考
・はだ薄:枕詞
・宇良野:長野県小県郡浦野町


二口解釈
・あの娘とは もう寝れぬかも 山にかかる 月偏るも あの娘未だ来ず


・夜は更け あの娘未だ来ず 寝れぬかも