巻15−3670   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 可良等麻里 能許乃宇良奈美 多々奴日者 安礼杼母伊敝尓 古非奴日者奈之
訓読 韓亭 能許の浦波 立たぬ日は あれども家に 恋ひぬ日は無し
仮名 からとまり のこのうらなみ たたぬひは あれどもいへに こひぬひはなし
参考
韓亭:福岡市西区の宮浦。糸島半島の先端にある。”亭”は船着場をさす。
能許:博多湾内の島、能古島。


二口解釈
韓亭、能許の浦に波が立たない日はあっても、家に恋をしない日はない。


・家に恋 しない日は無い 能許の浦