巻15−3673   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 可是布気婆 於吉都思良奈美 可之故美等 能許能等麻里尓 安麻多欲曾奴流
訓読 風吹けば 沖つ白波 恐みと 能許の亭に 数多夜そ寝る
仮名 かぜふけば おきつしらなみ かしこみと のこのとまりに あまたよそぬる
参考

能許:博多湾内の島、能古島。


二口解釈
・沖では風が吹いて白波がたち、この白波が恐ろしく能許の泊りに何日も泊っている


・白波や 船は出せずに 能許泊り