巻15−3674   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 久左麻久良 多婢乎久流之美 故非乎礼婆 可也能山辺尓 草乎思香奈久毛
訓読 草枕 旅を苦しみ 恋ひ居れば 可也の山辺に さ雄鹿鳴くも
仮名 くさまくら たびをくるしみ こひをれば かやのやまへに さをしかなくも
参考

・引津の亭に船泊てて作る歌
引津:福岡県糸島村志麻村
可也の山:引津の東方にある山

二口解釈
・旅に出たが苦しいので家を恋しく思っていたら、可也の山で牡鹿が泣いた


・旅に出て 家思うとき 牡鹿鳴く