巻15−3699      作者: 不詳


  
項目 内容
原文 安伎左礼婆 於久都由之毛尓 安倍受之弖 京師乃山波 伊呂豆伎奴良牟
訓読 秋されば 置く露霜に 堪へずして 都の山は 色づきぬらむ
仮名 あきされば おくつゆしもに あへずして みやこのやまは いろづきぬらむ
参考
・天平8年、対馬の浅茅の浦で船泊しているとき、風が悪く5日ほど停泊。ここで風景を遥かにながめ詠む歌3首のうち一首。  


二口解釈
・秋来たり 寒き露霜 降り落ちて 都の山は 色づきぬらむ


・霜降りて 都の山は 紅葉かな