巻15−3723  中臣宅守・狭野茅上娘子贈答歌


  
項目 内容
原文 安之比奇能 夜麻治古延牟等 須流君乎 許々呂尓毛知弖 夜須家久母奈之
訓読 あしひきの 山路越えむと する君を 心に持ちて 安けくもなし
仮名 あしひきの やまぢこえむと するきみを こころにもちて やすけくもなし
参考

・山路:越前への山道


二口解釈
・山道を越えて越前に行こうとしている君を心に思って、心がや安らかになれない


・山越える 君を思いて 安からず