巻15−3724  中臣宅守・狭野茅上娘子贈答歌


  
項目 内容
原文 君我由久 道乃奈我弖乎 久里多々祢 也伎保呂煩散牟 安米能火毛我母
訓読 君が行く 道のながてを 繰り畳ね 焼きほろぼさむ 天の火もがも
仮名 きみがゆく みちのながてを くりたたね やきほろぼさむ あめのひもがも
参考

中臣宅守と狭野茅上娘子との贈答の歌


二口解釈
・これから君が行く長い道のりを手繰って折り畳んで焼き尽くしてしまう天の火があれば欲しい


・君が行く 道焼く尽くす 火が欲しい