巻15−3732  中臣宅守・狭野茅上娘子贈答歌


  
項目 内容
原文 安可祢佐須 比流波毛能母比 奴婆多麻乃 欲流波須我良尓 祢能未之奈加由
訓読 あかねさす 昼は物思ひ ぬばたまの 夜はすがらに 哭のみし泣かゆ
仮名 あかねさす ひるはものもひ ぬばたまの よるはすがらに ねのみしなかゆ
参考




二口解釈
・日の光が射す昼は物を思い、暗い夜は夜通し声を立てて泣いている。


・声立てて 泣けてくるなり 暗い夜