巻15−3772   作者:狭野弟上娘子


  
項目 内容
原文 可敝里家流 比等伎多礼里等 伊比之可婆 保等保登之尓吉 君香登於毛比弖
訓読 帰りける 人来れりと言ひしかば ほとほと死にき 君かと思ひて
仮名 かへりける ひときたれりと いひしかば ほとほとしにき きみかとおもひて
参考




二口解釈
・帰された人が来たと近所の人が言っているので、君が着いたかと思いうれしくてほとんど死んでしまいそうだった。


・帰ったと 聞けばうれしく 死ぬ思い