巻16−3846  有由縁雜歌 作者: 不詳


  
項目 内容
原文 法師等之 鬚乃剃杭 馬繋 痛勿引曽 僧半甘
訓読 法師らが 鬚の剃り杭 馬繋ぎ いたくな引きそ 僧は泣かむ
仮名 ほふしらが ひげのそりくひ うまつなぎ いたくなひきそ ほふしはなかむ
参考

・僧に戯れてあざ笑った歌


二口解釈
・鬚を剃った後に伸びて来た僧の鬚に、馬を繋いでそんなに引いてはいけない、僧が泣くだろうから。


・鬚の杭に 馬をつなぐな 僧が泣く






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