巻16−3850  雑歌   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 世間之 繁借廬尓 住々而 将至国之 多附不知聞
訓読 世の中の 繁き仮盧に 住み住みて 至らむ国の たづき知らずも
仮名 よのなかの しげきかりほに すみすみて いたらむくにの たづきしらずも
参考

・この歌は河原寺の仏堂の中の倭琴の面にあり


二口解釈
・世の中の煩わしいことの多い現世と言う仮の住居に住み続けて、これから行く来世の様子が分からない。


・行く先の 来世は知らず この世では


キーワード
仏教


万葉集のページ<