巻16−3860 雑歌  作者:山上憶良


  
項目 内容
原文 王之 不遣尓 情進尓 行之荒雄良 奥尓袖振
訓読 大君の 遣はさなくに 精進に 行きし荒雄ら 沖に袖振る
仮名 おほきみの つかはさなくに さかしらに ゆきしあらをら おきにそでふる
参考
・荒雄:人の名前
・筑前の国、志賀(福岡県粕屋郡志賀町志賀島)の白水郷の歌


二口解釈
・大君の命令ではなく自分から進んで行った荒雄は、沖の船の中で別れの手を振っている


・荒雄らは 沖で手を振る 妻に向け


キーワード
別れの歌


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