巻16−3865 雑歌  作者:山上憶良


  
項目 内容
原文 荒雄良者 妻子之産業乎波 不念呂 年之八歳乎 将騰来不座
訓読 荒雄らは 妻子の産業をば 思はずろ 年の八歳を 待てど来まさず
仮名 あらをらは めこのなりをば おもはずろ としのやとせを まてどきまさず
参考

・筑前の国、志賀(福岡県粕屋郡志賀町志賀島)の白水郷の歌


二口解釈
・荒雄は妻や子の生業を何も考えていないのだろう、何年も待っているのに帰って来ない。


・幾年も 待てど帰らぬ 荒雄らは


キーワード
別れの歌
、待つ歌


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