巻16−3867 雑歌 作者:山上憶良
項目 内容 原文 奥鳥 鴨云舟者 也良乃埼 多未弖榜来跡 所聞許奴可聞 訓読 沖つ鳥 鴨とふ舟は 也良の崎 廻みて漕ぎ来と 聞こえ来ぬかも 仮名 おきつとり かもといふふねは やらのさき たみてこぎくと きこえこぬかも 参考
・沖つ島:鴨にかかる枕言葉
・筑前の国、志賀(福岡県粕屋郡志賀町志賀島)の白水郷の歌
・也良:島の名前
・「鴨」:荒雄が乗って遭難した船。
二口解釈
・沖の鳥が私に知らせてこないものか、「鴨」という名前の船が也良の崎を廻って漕いで来ていると。
・沖の鳥 伝えて来ぬか 船来ると
キーワード
別れの歌、待つ歌
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