巻16−3868 雑歌  作者:山上憶良


  
項目 内容
原文 奥去哉 赤羅小船尓 ツト遣者 若人見而 解披見鴨
訓読 沖行くや 赤ら小船に つと遣らば けだし人見て 開き見むかも
仮名 おきゆくや あからをぶねに つとやらば けだしひとみて ひらきみむかも
参考

・筑前の国、志賀(福岡県粕屋郡志賀町志賀島)の白水郷の歌
(荒雄という人が海で遭難し、生きていることを願って歌っている歌)

二口解釈
・沖を行く赤い官の船に物を包んで言付けてやったら、ひょっとして荒雄がそれを見て、開けて見るだろうか。


・行く船に つと言付けたしや 荒雄宛て


キーワード
別れの歌


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