巻16−3882 旋頭歌 作者:不詳
項目 内容 原文 渋谿乃 二上山尓 鷲曾子産跡云 指羽尓毛 君之御為尓 鷲曾子生跡云 訓読 渋谿の 二上山に 鷲そ子産むとふ 指羽にも 君のみために 鷲そ子産むとふ 仮名 しぶたにの ふたがみやまに わしそこむとふ さしはにも きみのみために わしそこむとふ 参考
・渋谿:富山県高岡市、射水川の下流。
・指羽:貴人に射しかけるもの。鳥の羽などで作った長い団扇のようなもの。
二口解釈
・渋谿の二上山で鷲が子を生むと言う、指羽の材料にもなるので君の為になる、その為に鷲は子を生むのだと言う。
・君のため 鷲も子を生む 指羽かな
キーワード
土地の歌
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