巻17−4029    作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 珠洲能宇美尓 安佐妣良伎之弖 許芸久礼婆 奈我波麻能宇良尓 都奇理尓家里
訓読 珠洲の海に 朝開きして 漕ぎ来れば 長浜の浦に 月照りにけり
仮名 すずのうみに あさびらきして こぎくれば ながはまのうらに つきてりにけり
参考

珠洲郡より船発ちして治布に廻った時、長浜の浜に泊まって月光を仰ぎて作る歌。


二口解釈
・朝に珠洲の海を出発し、船を漕いで長浜の浦に着いたときには月が照っていた


・長浜や 珠洲より漕いで 着きにけり


キーワード
天平20年、富山県、旅の歌、月の歌


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