巻18−4124   雑歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 和我保里之 安米波布里伎奴 可久之安良婆 許登安気世受杼母 登思波佐可延牟
訓読 我が欲りし 雨は降り来ぬ かくしあらば 言挙げせずとも 稔は栄えむ
仮名 わがほりし あめはふりきぬ かくしあらば ことあげせずとも としはさかえむ
参考
・雨降りを祝す歌。


二口解釈
・私が望んでいた雨が降ってきた、雨が降ってくれば格別に言葉を上げなくても稲は豊かになるだろう。


・雨降りて 雨乞いなしに 穂は豊か


キーワード
雨乞いの歌、雨を祝う歌、稲の歌


万葉集のページ<