巻19−4145   雑歌   作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 春設而 如此帰等母 秋風尓 黄葉山乎 不超来有米也
訓読 春まけて かく帰るとも 秋風に 黄葉の山を 越え来ざらめや
仮名 はるまけて かくかへるとも あきかぜに もみちのや こえこざらめや
参考
・帰る雁を見る歌。


二口解釈
・春になって雁はこのように帰って行くのだが、秋風が吹いて紅葉になった山を越えないことはなく、又やって来るだろう。


・春帰り 秋の山越え 雁は来る


キーワード
雁の歌、春の歌、天平勝宝2年、3月、富山県、高岡市


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