巻19−4201 雑歌 作者:久米広縄
項目 内容 原文 伊佐左可尓 念而来之乎 多胡乃浦尓 開流藤見而 一夜可經 訓読 いささかに 思ひて来しを 多胡の浦に 咲ける藤見て 一夜経ぬべし 仮名 いささかに おもひてこしを たこのうらに さけるふぢみて ひとよへぬべし 参考
二口解釈
・大したことはないと多寡を括って多胡の浦に藤の花を見にやって来たが、咲いている藤の花を見たところ一夜を過ごしたい思うほどすばらしい。
・一夜泊まりたいほど藤がすばらしい
キーワード
藤の歌、天平勝宝2年、4月
万葉集のページ<