巻19−4224  相聞  作者: 藤原皇后


  
項目 内容
原文 朝霧之 多奈引田為尓 鳴鴈乎 留得哉 吾屋戸能波義
訓読 朝霧の たなびく田居に 鳴く雁を 留み得むかも 我が屋戸の萩
仮名 あさぎりの たなびくたゐに なくかりを とどみえむかも わがやどのはぎ
参考




二口解釈
・朝霧の 棚引く田んぼで 鳴く雁を 留められぬか 我が家の萩


・鳴く雁を 此処に留めよ 萩の花