巻19−4238 作者: 大伴家持
項目 内容 原文 君之徃 若久尓有婆 梅柳 誰与共可 吾蔓可牟 訓読 君が行き もし久にあらば 梅柳 誰れとともにか 我がかづらかむ 仮名 きみがゆき もしひさにあらば うめやなぎ たれとともにか わがかづらかむ 参考
・二月二日に、守の館に会集し宴して作る歌。
・この歌は判官久米朝臣廣縄が正税帳を持って京に入ることになり、そこで守の大伴家持がこの歌を作る。但し越中の風土では梅や花柳は三月になってから咲く。
二口解釈
・君が京に行き、もし長くなるのであれば私は誰とともに梅や柳をカズラにしようか。
・梅柳 カズラにせむか 誰とともに
キーワード
別れの歌、宴席の歌、天平勝宝3年、2月、富山県、高岡市
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