巻19−4290    作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 春野尓 霞多奈ビ伎 宇良悲 許能暮影尓 鴬奈久母
訓読 春の野に 霞たなびき うら悲し この夕影に 鴬鳴くも
仮名 はるののに かすみたなびき うらがなし このゆふかげに うぐひすなくも
参考
・23日興に依って作った歌。


二口解釈
・春の野に霞が棚引いてなんとなくもの悲しい、そう覚える夕暮れの中で鶯が鳴いている。


・春の夕 鶯鳴くも うら悲しい


キーワード
春の歌、鶯の歌、悲しむ歌


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