巻2−203  雑歌   作者: 穂積皇子


  
項目 内容
原文 零雪者 安播尓勿落 吉隠之 猪養乃岡之 寒有巻尓
訓読 ふる雪は あはになふりそ 吉隠ばりの 猪養の岡の 寒からまくに
仮名 ふるゆきは あはになふりそ よなばりの ゐかひのをかの 寒からまくに
参考
・但馬皇女葬りし時、穂積皇子が、その日の雪が降るのを遠くに墓を見て涙を流して作った歌。
・吉隠:今の奈良県桜井市吉隠。
・猪養の岡:吉隠の東北方向

二口解釈