巻20−4305    作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 許乃久礼能  之気伎乎乃倍乎 保等登芸須 奈伎弖故由奈理 伊麻之久良之母
訓読 木の暗の 繁き峰の上を ほととぎす 鳴きて越ゆなり 今し来らしも
仮名 このくれの しげきをのへを ほととぎす なきてこゆなり いましくらしも
参考

・ホトトギスを詠む歌。


二口解釈
・木が茂り陽射しの届かない暗がりの峰の上をホトトギスが鳴いて越えてゆく、ちょうど今やって来た様だ。


・今し来て 鳴いて峰越す ホトトギス


キーワード
天平勝宝6年、4月、春の歌


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