巻20−4371    作者: 防人部 占部広方


  
項目 内容
原文 多知波奈乃 之多布久可是乃 可具波志伎 都久波能夜麻乎 古比須安良米可毛
訓読 橘の 下吹く風の かぐはしき 筑波の山を 恋ひずあらめかも
仮名 たちばなの したふくかぜの かぐはしき つくはのやまを こひずあらめかも 
参考



二口解釈
・橘の木陰を吹き抜ける風は橘の香がかぐわしい、この風の吹く筑波の山を恋せずにいられようか。


・筑波の山は橘の香の風が吹く


キーワード
風の歌、故郷の歌、天平勝宝7年、2月


万葉集のページ<