巻２０−４４０７　　 　作者： 防人　他田部子磐前

　　

項目	内容
原文	比奈久母理 宇須比乃佐可乎 古延志太尓 伊毛賀古比之久 和須良延奴加母
訓読	ひな曇り　碓氷の坂を　越えしだに　妹が恋しく　忘らえぬかも
仮名	ひなくもり　うすひのさかを　こえしだに　いもがこひしく　わすらえぬかも
参考	ひな曇り：碓井に掛かる枕詞
二口解釈	・出発して未だ浅く碓井峠の坂を越えたばかりなのに妹が恋しく忘れることが出来ない。 ・碓井峠を越えたばかりなのに妹が恋しい
キーワード	出発の歌、天平勝宝７年、２月

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