巻20−4489     作者: 甘南備伊香真人


  
項目 内容
原文 宇知奈婢久 波流乎知可美加 奴婆玉乃 己与比能都久欲 可須美多流良牟
訓読 うち靡く 春を近みか ぬばたまの 今夜の月夜 霞みたるらむ
仮名 うちなびく はるをちかみか ぬばたまの こよひのつくよ かすみたるらむ
参考




二口解釈
・春近く 霞上りて ぬばたまの 今宵の月は ぼんやり見える


・春なびき 霞のぼりて 月おぼろ