巻20−4493    作者: 大伴家持


  
項目 内容
原文 始春乃 波都祢乃家布能 多麻婆波伎 手尓等流可良尓 由良久多麻能乎
訓読 初春の 初子の 今日の玉箒 手に執るからに 揺らく玉の緒
仮名 はつはるの はつねのけふの たまばはき てにとるからに ゆらくたまのを
参考




二口解釈
・新年が始まって最初の子の日である今日の玉箒は、手取るだけで玉の緒が揺れて清清しい音がする。


・新春の 玉の音清き 玉箒