巻3−277  雑歌   作者: 高市黒人


  
項目 内容
原文 速来而母 見手益物乎 山背 高槻村 散去奚留鴨
訓読 とく来ても 見てましものを 山城の 高の槻群 散りにけるかも
仮名 とくきても みてましものを やましろの たかのつきむら ちりにけるかも
参考

・槻:けやき
・山城の高:京都府綴喜郡多賀町


二口解釈
・早く来て 見ればよかった 山城の 高のケヤキは 葉が散りにけり


・槻の木や 葉は散りにけり 今来ても