巻3−386  雑歌   作者: 不詳


  
項目 内容
原文 此暮 柘之左枝乃 流来者 梁者不打而 不取香聞将有
訓読 この夕 柘のさ枝の 流れ来ば 梁は打たずて 取らずかもあらむ
仮名 このゆふべ つみのさえだの ながれこば やなはうたずて とらずかもあらむ
参考

梁:杭を打って魚を取るしかけ
・柘の枝:仙女が化したという伝説があった。

二口解釈
・この夕べ 柘のさ枝が 流れ来たら 梁は打たずて 取らずになるかも


・梁打たず 取らずになるか 柘の枝