巻3−387  雑歌   作者: 若宮年魚麻呂


  
項目 内容
原文 古尓 梁打人乃 無有世伐 此間毛有益 柘之枝羽裳
訓読 いにしへに 梁打つ人の なかりせば ここにもあらまし 柘の枝はも
仮名 いにしへに やなうつひとの なかりせば ここにもあらまし つみのえだはも
参考

梁:杭を打って魚を取るしかけ
・柘の枝:仙女が化したという伝説があった。



二口解釈
・古に 梁打ち枝とる 人いねば ここにあるはず 柘の木の枝


・古の 人は梁打ち 柘を取る