巻3−393  譬喩歌   作者: 沙弥満誓


  
項目 内容
原文 不所見十方 孰不恋有米 山之末尓 射狭夜歴月乎 外見而思香
訓読 見えずとも 誰恋ひざらめ 山の末に いさよふ月を 外に見てしか
仮名 みえずとも たれこひざらめ やまのはに いさよふつきを よそにみてしか
参考

・月の歌。月を女性に見立てた比喩歌。


二口解釈
・見えなくとも 見たがるだろう 山の端に ためらう月を 遠くでも見たいもの


・山の端に いざよう月を 見たいもの