巻3−396  雑歌   作者: 笠女郎


  
項目 内容
原文 陸奥之 真野乃草原 雖遠 面影為而 所見云物乎
訓読 陸奥の 真野の草原 遠けども 面影にして 見ゆといふものを
仮名 みちのくの まののかやはら とほけども おもかげにして みゆといふものを
参考

笠女郎が大伴家持に贈った歌。
遠くにいても面影が見えると人は言うのに、近くにいても家持が来ないことを嘆いて詠んだ歌。


二口解釈
・遠くても 心に思えば 目の前に 面影見えると 人は言うのに


・思ほえば 面影見えると 人は言う